ふとね、思ったんです。
人生を減点方式で評価していれば、満点になんてなるはずないなって。
だって欲とか理想って誰にでもあるものだし、満足したら終わりだ!っていう思想は日本ではポピュラーだしね。
高みを目指して努力する、とまではいかなくても、いまより良いものを目指すこと、自分の価値をあげるために頑張ることが普通なんだよね。
だから、足りないところを探す。
何を足したら良くなるか?習慣や技術や能力や信念、とにかく足す必要のあるものを探す。
だから自然と、いつも自分は不完全だし、満点になんてなることがない。
では、加点方式ならどう?
いまここにこうして生きていることは、100点満点中何点?
共に話して笑い合える人がいることは何点?
空がきれいだなって心がふんわりすることは何点?
その瞬間の満点が、人生には散りばめられているんだよね。
思考がいまじゃないどこかに逃げ出してしまう時には、私たちは本当に不完全な存在に感じるかもしれないけれど。
あの時の私は不幸だったとか、未来の私には不安しかないとか、いろいろ頭の中はうるさいかもしれないけれど。
減点方式はお休みして
「今日も一日生きて、満点です。」
そう、自分に言ってみる。
理想の自分には程遠くても、生きてることがもう100点なんだから。
すべての存在に愛を込めて。