あまりにも美しいお月さま。写真を撮ったらちょうど目が光っている大きな龍雲も。
空を見ていると自分の中にきれいな水が流れていくように浄化されていく。
思考のモヤモヤが消えて、心がすっと落ち着く。
風にそよぐ木々たちの輝く緑を見ていると、母なる大地の暖かさが身にしみて、励まされているようなそんな気持ちになる。
心細さが消えて、力が湧いてくる。
地球の生命の輝きにシンクロするとき、わたしたちも喜びで満たされている。
大変なことが起こった時に、もたらされている恩恵。
どこにも行けなくなったから、こんなにも自然の声に耳をすませ、輝きに心を寄せ、全身で感じることができた。
家族でいることの安心を取り戻した。
奪われたようで、与えられていることに気づく。
人生っていつもそうなんだね。
無くしたはずのところに、新しいものが訪れている。
それが、怒りとか恐怖の時もあるけれど、発見とか優しさとかだったりもする。
結局、わたしたちは何も無くすことなんてできないのだろう。
水が蒸発して大気になりまた雨になって戻るように。
雨が虹を運んでくるように。
形を変え所を変え、すべては循環し、いつもこの世界は満たされている。
わたしは、それを愛と呼ぶ。
みんなは、なんて呼ぶんだろう。